2017年11月10日金曜日

中国は「大国」ではない

韓国の前大統領はパクパク・クネクネという名前だった。外国の首脳たちに、
体をクネらせながらすり寄り、パクパクと日本の悪口を言いふらすのが得意だった。
「告げ口外交」と呼ばれた。そのクネクネは歴代大統領が皆そうであったように、
いまは鉄格子の中に入っている。親の因果が子に報いたのかどうかは知らないが、
人間、真実から目をそらしウソばかり言いふらしているとこんな憂き目にあう。

次のムンムンとかという大統領は、米国のトランプ大統領夫妻を招いた晩餐会で、
竹島で密漁したエビを「独島エビ」などと称して、食卓にのぼらせた。日本の領土
である島根県の竹島は1952年1月18日、ボクの生まれるちょうど1カ月前に韓国に
強奪された。時の首相李承晩が、日本海に勝手に領海ラインを引き、
この線からこっち側は韓国領だかんな!
と、図々しくも宣言したのである。悪名高き〝李承晩ライン〟がそれである。

「平和、平和」とお題目のように唱えていれば恒久平和が実現できるという、
ありがたい平和憲法が施行されて、わずか7年後の出来事だった。「平和憲法」
が持っているはずの念力だか通力だかの魔除け効果はまったく発揮されなかった。
狡猾にも韓国は日本の自衛隊がまだ創設されていない時期にこの侵略を敢行した。
GHQも見て見ぬふりである。悲しくも自衛隊は1954年7月1日に産声を上げた。
その昔、社会党のおバカさんたちは〝非武装中立〟などと夢みたいな公約を掲げ
ていたものだが、竹島が示すように軍事力を持たない丸腰国家は、こんな辱めを
受けてしまう。一国の平和と安全には強力な軍事力が欠かせないのだ。

さてムンムンの晩餐会には元慰安婦も出席した。外国の首脳をもてなす公式晩餐会
に悪びれずに売春婦を招く国がいったいどこにあろう。もっとも韓国は輸出で
食っている国で、女子ゴルファーだけでなく売春婦も大量に輸出している。
おそらく世界一の売春婦輸出国ではないだろうか。

たとえばアメリカには今、3万人くらいの韓国人売春婦がいるといわれている。
2006年、アメリカの保健福祉省が同国内の外国人売春婦の国籍を調べたところ、
1位は韓国で23.5%、2位はタイで11.7%、3位はペルーで10%という結果だった。
実に4人に1人が韓国人だった。韓国の売春婦は貧しかった時代だけでなく、
豊かな時代にあっても大活躍なのである。であるならば、最大の輸出品目の
ひとつである売春婦を公式晩餐会に招いたとしても少しも不思議ではない。

韓国では日本軍の強制があって慰安婦にさせられたのだ、という➡「ウソの物語
が国策として流布させられているが、このウソによって元慰安婦たちがどれだけ
救われたか。それ以前は「野蛮な日本人に身体を売って儲けてきた不潔な女たち」
と見下されていたのに、一転して、「そうではなかった。日本軍に強制され、
仕方なく慰安婦になったんだ」となれば、堂々と胸を張って生きてゆける。
元慰安婦たちが官製のウソ話に口裏を合わせるようになったのはそれからだ。

一方、トランプ大統領の3番目の訪問国・中国でも公式夕食会で、なにやら
怪しげな料理が出された。南シナ海に生息するハタ科の高級魚スジアラで、
この魚を煮込んだ料理がさりげなく供された。
南シナ海は中国のものだかんな!」
と、料理に託して抜け目なく自国領土だと主張したのである。

韓国では「独島エビ」、中国では南シナ海の「高級魚スジアラ」。
和やかな晩餐会のメニューとはいえ、どの料理にもちょっぴり政治的な
味つけがほどこしてある。肉マンみたいな顔した中国の習近平主席の狙いは、
中国こそアジアの盟主で、世界第2の大国である、とアメリカにアピール
することだ。中華大帝国の夢よもう一度、というわけか。
でも中国って、肉マンおじさんが自慢するほどの大国なのかしら?

作家の曽野綾子女史がうまいことを言っている。
中国は「大国」ではない。でも人口は13億人で国土面積も大きいから
「小国」でもない。だから「中国」なの

←高級魚といわれるスジアラ。
多少スジっぽいがアラ煮にすると
うまいらしい。




写真提供:八重山毎日新聞社